スズキについての基本情報
スズキ(鱸)は、スズキ目スズキ科スズキ属の魚。
釣り人の間では「シーバス」の愛称で親しまれている魚です。
北海道南部から鹿児島県までの沿岸に幅広く生息している魚です。海岸近くや河川に生息する大型の肉食魚で、食用や釣りの対象魚として人気があります。
日本では成長につれて呼び名が変わる出世魚です。また関東や関西などの地方によって様々な呼び名で呼ばれているのも特徴です。
関東では、1歳魚の頃は「セイゴ」、2~3歳で「フッコ」、4歳以上で「スズキ」と呼ばれます。関西では、フッコの代わりにハネという呼称が使われています。
東海地方では60cm程度までを一律にセイゴ、それ以上の大きさの成熟魚をマダカと呼んで二分することが多いです。
宮城県周辺では小型のものをセッパとも呼びます。有明海産は地元の人からはハクラと呼ばれています。
釣りなどで釣れる40センチ程度のスズキはセイゴと呼ばれシーバスとは別の分類とされています。皮肉を込めて小さいシーバス=「チーバス」と呼ぶことも。
またセイゴの味は脂ののりも少ないので、スズキよりも淡白な味わいになります。
Sea bass is a fish of the perciformes family, perciformes.
This fish is affectionately known as “sea bass” among anglers.
This fish inhabits a wide range of coastal areas from southern Hokkaido to Kagoshima Prefecture. It is a large carnivorous fish that lives near the coast and in rivers, and is popular for food and fishing.
In Japan, it is a popular fish whose name changes as it grows. Another feature is that it is called by various names depending on the region such as Kanto and Kansai.
In the Kanto region, one-year-old fish are called seigo,'' 2-3 years old are called
fukko,” and 4-year-olds and older are called “suzuki.” In Kansai, the name “hane” is used instead of “fukko”.
In the Tokai region, fish up to about 60 cm are commonly called seigo, and mature fish larger than that are often called madaka.
In the Miyagi Prefecture area, small ones are also called seppa. The fish from the Ariake Sea is called hakura by the locals.
Sea bass of about 40 cm that can be caught by fishing is called Seigo and is classified separately from sea bass. It is also ironically called small sea bass = “Chivas”.
Seigo also has less fat, so it has a lighter flavor than sea bass.
スズキの釣り方(最新トレンド)
スズキは大阪湾でも釣ることができます。TaPiYoTaで釣れるボートフィッシングで釣れる釣り方をご紹介
スズキ(シーバス)は、日本列島沿岸に広く生息する魚で、海や河口で釣ることができます。大型になると80cmを超え、引きが強い魚として古くから釣りの対象魚として親しまれてきました。
スズキは猛烈なフィッシュイーター(魚食魚)で、活きた小魚をエサにした泳がせ釣りで狙うことができます。エサは小型のアジ、イワシ、サッパなどが使われます。
スズキは潮の動いている時に捕食活動をすることの多い魚です。一般的に上げ潮に乗って沿岸に近づき小魚を捕食し、下げ潮に乗って沖に出ると考えられています。
スズキを釣るのにベストなシーズンは秋です。秋のシーバスは産卵を控えて、泳ぎ回り、たくさんのベイトを食べます。また、秋は天候の良い日も多く、水温の下がりきっていない時期はウェーダーを着ながらの釣りも無理なく行うことが出来ます。
スズキは夜行性なので、朝マズメや夕マズメの暗い時間帯によく釣れます。特に朝マズメはルアーへの反応も良く、見切られることも少ないため、比較的釣りやすい時間帯と言えます。
また、干満差は小さいほうが望ましく、沖で波が崩れてサラシが広がりやすい下げ潮が適しています。水温は18℃を中心に16~23℃が適温です。
スズキは全国的に生息しており、一年を通して水揚げ量にほぼ変化がありません。
スズキの漁獲量は千葉県が全国1位で、2021年の漁獲量は全国シェアの約25%を占めています。千葉県のスズキは東京湾で漁獲され、そのほとんどが船橋漁港に水揚げされます。
スズキは出世魚で、成長に合わせて呼び名が変わります。
関東では、30cm以下を「セイゴ」、30~60cmを「フッコ」、60cm以上を「スズキ」と呼びます。
関西では、30cm以下を「セイゴ」、30~60cmを「ハネ」、60cm以上を「スズキ」と呼びます。
中部では、セイゴ、マダカ、スズキと呼びます。
愛知県では、フッコとは呼ばず「マタカ(マダカ)」と呼んでいます。
大阪湾でスズキ(シーバス)を狙う釣り方
ルアー
ルアー釣りでは4~6月、10~12月が最盛期。 内湾や河口部、沿岸の浅海などにすみ、若魚は淡水域にも侵入する。
スズキを美味しく食べよう
スズキ旬の時期/味の評判は?
スズキは、身質が鯛に似て、柔らかくあっさりして旨みがあります。クセのない白身魚なので、魚が苦手な場合でも食べやすいでしょう。
スズキは淡白でクセがないので、いろいろな料理に合います。脂がのった旬のスズキは刺身で食べるのがおすすめです。
刺身は甘く、少し歯ごたえがある食感でお寿司や刺身にぴったりです。おしょうゆの代わりに、レモン汁と海塩でおためしください。
スズキの旬は6月から8月で、夏に脂がのって美味しくなります。東京湾近郊や瀬戸内海でも、夏の6~8月がもっとも美味しい季節とされています。
スズキの捌き方
次の動画でははじめての方でも簡単に捌けるスズキの捌き方を紹介しています。
◼️スズキの捌き方
- 下ごしらえ:
- 魚をしっかりと水洗いし、内臓や血合いを取り除きます。
- 鱼のうろこを取り、鱼の腹を開いて内臓を取り出します。
- 捌き方:
- 魚の頭を落とし、尾を切り落とします。
- 腹側から包丁を入れ、骨を切って背中と腹肉を分けます。
- 両面から骨を取り除き、フィレに仕上げます。
- 注意:
- 切る際には十分な注意が必要です。鋭利な包丁を使用し、手を守るために注意深く作業してください。
スズキのおすすめの食べ方・レシピ
スズキの食べ方
スズキは、刺身、寿司、カルパッチョ、塩焼き、煮付け、フライ、天ぷら、ムニエル、香草焼きなど、幅広い調理法で楽しむことができます。
スズキは淡白でクセがないので、いろいろな料理に合います。脂がのった旬のスズキは刺身で食べるのがおすすめです。
刺身で特有の臭みが気になる場合は「洗い」にするのがおすすめです。臭みが和らぐのと同時に身がキュッと引き締まっておいしくいただけます。
スズキは出世魚で体長が大きくなるにつれて呼び方が変わります。成長するにつれて呼び名が変わる、出世魚として知られています。日本各地の沿岸、とくに河口域や内湾に生息していて、初夏から秋の産卵を迎えるまでが旬です。
「シーバス臭」と呼ばれるその臭いは新鮮であっても独特の臭いを放っており、食べることが嫌厭される理由の1つにもなっています。
シーバスとても美味しい魚としてもフレンチ料理などでも食べられており、その端正な味を楽しむことができます。
締める段階でまず脳天締めをし、エラを切り素早く血抜きをするようにしましょう。
スズキのおすすめレシピ
焼きスズキのレモンバターソース
材料:
- スズキのフィレ:4枚
- 塩とこしょう:お好みで
- オリーブオイル:大さじ2
- バター:大さじ2
- ニンニク:2片(みじん切り)
- レモン:1個(絞り汁と輪切り)
手順:
- オーブンを予熱して180℃に設定します。
- スズキのフィレに塩とこしょうを振りかけます。
- 大きなオーブンセーフなフライパンにオリーブオイルを熱し、スズキのフィレを皮の側を下にして並べます。中程度の火で両面を軽く焼きます。
- フライパンにバターを加え、みじん切りにしたニンニクを加えて炒めます。ニンニクが香り始めたら、レモンの絞り汁を加え、ソースを作ります。
- フライパンをオーブンに移し、約8-10分間焼きます。魚がほぐれやすくなり、表面がこんがりと焼けるまで焼きます。
- オーブンから取り出し、レモンの輪切りを添えてサーブします。
このレシピではスズキの自然な味わいを引き立てつつ、レモンバターソースがアクセントとなります。ぜひお試しください。
その他のスズキ料理のレシピ
1. スズキの煮付け
材料:
- スズキの切り身:4枚
- だし:500ml
- 醤油:3大さじ
- みりん:3大さじ
- 砂糖:2大さじ
- しょうが:1片(薄切り)
- 青ねぎ:小口切り
手順:
- だしを鍋に入れ、しょうがを加えて温めます。
- 醤油、みりん、砂糖を加え、中火で混ぜながら煮溜めます。
- スズキを加え、蓋をして弱火で15分ほど煮ます。
- 最後に青ねぎを散らして完成。
2. スズキのカルパッチョ
材料:
- スズキの刺身:150g
- レモン:1個(絞り汁と輪切り)
- オリーブオイル:大さじ2
- 塩とこしょう:お好みで
- パセリ:みじん切り
手順:
- スズキの刺身を薄く切り、盛り付けます。
- レモンの絞り汁、オリーブオイル、塩、こしょうをかけます。
- レモンの輪切りとパセリを添えてサーブ。
3. スズキのオーブン焼き
材料:
- スズキのフィレ:4枚
- 塩とこしょう:お好みで
- パン粉:大さじ4
- パルメザンチーズ:大さじ2(おろし)
手順:
- オーブンを予熱して200℃に設定します。
- スズキのフィレに塩とこしょうを振りかけ、パン粉とパルメザンチーズをまぶします。
- オーブン皿に並べ、約15分焼くか、魚がほぐれやすくなるまで焼きます。
これらのレシピは、スズキの旨味を引き立てる方法です。好みに合わせてアレンジして楽しんでください。