マダイ(基本情報、釣り方[大阪湾]、捌き方、調理方法など)について紹介します

マダイ
マダイ
分類
スズキ系スズキ目スズキ亜目タイ科マダイ亜科マダイ属
学名
Pagrus major (Temminck and Schlegel, 1844)
正式名
マダイ
漢字
真鯛

マダイについての基本情報

大阪湾で釣れる魚であるマダイについてご紹介します。さらには釣り方や釣った後の捌き方やおすすめの美味しい食べ方をご紹介。

マダイ(真鯛)は、スズキ目スズキ亜目タイ科に分類される海水魚です。学名はPagrus majorで、属名はギリシャ語でタイを意味するΠάγρος(パグロス)のラテン語形Pagrusに由来しています。

マダイは、北海道から九州にかけての日本近郊に広く分布しています。全国的に縁起のいい魚として祝い事には欠かせない魚となっています。

マダイの幼魚や若魚は、地方名が多く、関西では「チャリコ」、関東では「カスゴ」、山陰では「ネブトダイ」、高知では「タイゴ」、九州では「シバダイ」と呼ばれることもあります。

また、時期や食味に対応した呼称として、「桜鯛」(春の産卵期で脂が乗ったもの)や「紅葉鯛」(秋)、「魚島のたい」(産卵期)、「麦わらだい」(産卵後の味が落ちた状態を表す)などがあります。

3~5月に獲れるマダイは「桜鯛」と呼ばれます。

3~5月に漁獲されるマダイは「桜鯛」と呼ばれます。桜鯛は、産卵期直前の3~4月頃に脂が乗って特に美味で、この頃のマダイは「桜鯛」「花見鯛」などと呼び珍重されます。

桜鯛は、春の風物詩のひとつで、3月~6月頃に水揚げされた真鯛のことです。
夏に産卵期を迎える真鯛は、この時期になると体の色が赤色からピンク色に変わります。オスは顔のまわりに白い斑点が現れるのが特徴で、桜に似た淡い色や、斑点模様が桜の花びらのように見えることから桜鯛と呼ばれています。

マダイの釣り方(最新トレンド)

マダイは大阪湾でも釣ることができます。TaPiYoTaで釣れるボートフィッシングで釣れる釣り方をご紹介

マダイは、日本近海に生息するタイ科魚類の中で最も分布範囲が広く、北海道の一部や琉球列島を除く日本全域、朝鮮半島・中国沿岸、東南アジアの一部まで生息しています。瀬戸内海はマダイ漁業の中心地のひとつであり、九州近海と並びマダイが多い海域だとされています。

釣りのターゲットとしては、30cm未満の全長の場合はチャリコと呼ばれ、リリースされることもあり体長30cmからが主なターゲットとなります。
真鯛は最大90cmにもなる大変大きくなる釣りのターゲットとして知られています。

大阪湾で真鯛を狙う場合には、ナナマルと呼ばれる70cmオーバーを目指します。

マダイは、エビ、カニ、シャコなどの甲殻類や小魚、イカ、タコ、二枚貝などの軟体動物を中心に捕食します。幼魚期にはカイアシやワレカラ、大きくなればクモヒトデやウニ、ゴカイなどのほか、飼育下ではスイカの皮まで食べてしまいます。

タイラバ

大阪湾では近年注目を集めている釣り方として「タイラバ」での釣りが人気を集めています。

マダイを美味しく食べよう

マダイ旬の時期/味の評判は?

天然マダイは秋から冬にかけてが旬で、春の産卵に向けてエサをたくさん食べ、栄養をたくわえた鯛がもっとも美味しいと言われています。

◼️美味しいマダイの見分け方

美味しいマダイを見分けるポイントは次のとおりです。
  • 体長は40~50cm程度で、身体全体の色が鮮やかで身が厚く、尾に幅があり、まるまると太っているもの
  • 身体全体の色が桜のように鮮やかで、体の随所や目の上あたりに見られる青色の部分がはっきりとしているもの
  • 目が濁っておらず、澄んでいるもの
  • えらの中が鮮やかな赤色のもの
  • 体にツヤがありふっくらとしているもの
  • 体高がある太った真鯛は、新鮮で脂がのっていると言われています
  • 天然は尾ビレ、胸ビレが特にピンッとしているもの
  • 天然は固い殻のついた貝を食べるため顎が発達し丸みを帯びていて、歯も固く鋭いのが特徴
また、マダイは皮の下に甘み、旨味があるので、皮を取らずに霜皮造りの刺身にして食べると皮目の味わいも楽しむことができます。

 

 

マダイの捌き方

マダイのさばき方
  1. うろこをしっかりと取り除く
  2. 尾部を上に向け、背骨付近の腹部に上から下に向かって切り込みを入れる
  3. 腹膜をめくりながら、アーチ状の腹骨に沿って刃を入れる
  4. 残った骨や膜を切り離し、整える
  5. 尾部を左に向け、尾部の皮目まで刃を入れる
  6. 刃を斜めに寝かせ、皮を左手で引っ張り皮と身を分断していく
  7. 中骨まで包丁が到達したら、背側も同じように1ミリの切り込みを入れる
  8. そこから骨に当たるように身を骨から切り離す
  9. 残りの反面も同じように中骨から身を切り離す

マダイのおすすめの食べ方・レシピ

骨まで良い出汁が出る真鯛は全部が食べられる美味しい魚

マダイ(真鯛)は、形や味、色彩が魅力的で「タイの中のタイ」という意味で呼ばれています。マダイを使った料理には、次のようなものがあります。
  • 鯛の冷製玉子スープ
  • 鯛の唐揚 ピリマヨソースがけ
  • 鯛の唐揚げチリソース和え
  • 鯛の油淋鶏風
  • 鯛と蕪の千枚漬の絹田巻
  • 鯛の塩昆布和えとほたるいか大根サラダ
  • 真鯛の中華風刺身
  • 鯛とわかめの潮汁
マダイは、切り身やまるごとでも調理できます。切り身を使ったレシピには、次のようなものがあります。
  • 鯛のトマトソース
  • 鯛のレモンバタームニエル
  • 鯛とキノコのソテーバルサミコソース
  • 桜と鯛の春おこわ
  • 蒸し鯛のパクチーのせ
  • 鯛の塩から揚げ

マダイは繊細な味わいなので、薄造りにするのがおすすめです。包丁をギコギコと前後させず、スーッと一気に引き切るのがきれいに仕上げるコツです。

また、包丁の刃を骨にあてながら身と骨を切り離すと、骨に身が多く残らずに仕上がります。
マダイ(真鯛)は、日本や他のアジアの国々で広く食べられている美味しい魚の一つです。マダイは白身で脂がのっていて、さまざまな料理に適しています。以下に、マダイのレシピの一例を紹介します。

真鯛の代表的なレシピ

マダイ(真鯛)は、日本や他のアジアの国々で広く食べられている美味しい魚の一つです。マダイは白身で脂がのっていて、さまざまな料理に適しています。以下に、マダイのレシピの一例を紹介しますが、これはあくまで参考としてください。お好みに合わせてアレンジしてください。

 

マダイの塩焼き

材料:

  • マダイ(1尾)
  • しょうが(千切りにしたもの)
  • 青ねぎ(みじん切りにしたもの)

作り方:

  1. マダイの腹部を包丁で開き、内蔵物を取り除く。
  2. マダイ全体に塩をまぶし、特に切り込みや腹部にもしっかりと塩を振りかける。
  3. グリルやオーブンで、両面をじっくりと焼く。焼く際には、魚の中にしょうがを詰めると風味がアップします。
  4. 焼きあがったら、青ねぎを散らして完成。

マダイの煮付け

材料:

  • マダイの切り身(骨を取り除いたもの)
  • だし
  • しょうゆ
  • みりん
  • 砂糖

作り方:

  1. だしを取り、鍋にだし、しょうゆ、みりん、砂糖、酒を加えて混ぜる。
  2. 中火にかけ、沸騰したらアクを取りながら、切り身を加える。
  3. 切り身が煮えるまで弱火で煮る。途中でアクを取りながら、魚が柔らかくなるまで煮続ける。
  4. 煮上がったら、器に盛り付け、好みで青ねぎや紅しょうがをトッピングして完成。

これらは基本的なマダイの調理法です。他にも刺身や寿司、唐揚げ、蒸し料理など、様々な方法で楽しむことができます。

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タピヨタグランボートクラブ(TaPiYoTa grand boat club) 大阪湾奥ベイサイドから出船のボートガイド船です。 "都市型アーバンフィッシング"をテーマに安全・気軽・かつ釣れる釣りをご案内しています。 TaPiYoTa grand boat club It is a boat guide ship that departs from Osaka Bay Oku Bayside. Under the theme of "Urban Urban Fishing", we guide you on fishing that is safe, easy, and catchable.