皆さん、アコウという魚はご存知ですか?赤い斑点のある華のあるボディにくっきりした男前な顔立ちに、大きなルアーをも丸呑みできるブラックバスを彷彿とさせる大きな口の
最大50cmにもなるいかにも「好敵手」といった感じのお魚を大阪湾奥エリアで狙うことができます。
このアコウを一度釣ってみたい!という方向けにボートアコウゲームをご紹介します。
アコウという魚種について
「アコウ」とは大阪湾での呼び名で正式には「キジハタ」と呼ばれる魚です。
クエと同じハタ科の魚となっています。
アコウという魚について(由来や生息地など)
アコウは、スズキ目ハタ科に属する海水魚で、標準和名はキジハタです。体長は平均40cm前後ですが、大きい個体は60cm程度にまで成長します。赤褐色の体表に広がるオレンジ色の小さな斑点と、背びれに付いた鋭いトゲが特徴です。
アコウは、青森県以南の日本海、相模湾以西の太平洋沿岸や東シナ海沿岸に分布しており、大阪湾を含む瀬戸内海では「あこう」と呼ばれています。藻の多い岩場に多く居着き、内湾の堤防やゴロタ周辺でも生息しています。
アコウは、関西方面の地方ではアコウという呼び名を使うことが多いです。キジハタの名前の由来は「鳥のキジがもつキジ色(緑色)とキジハタの目の色が似ているから」と言われています。
茶色のようなオレンジがかった身の色に、ピンクのドットがなんとも華やかで、食べてみると上品な中にもふっくらとした味わいあるうまみで、大阪湾では「冬のふぐ、夏のあこう」と並び賞賛され高級魚とされています。
アコウは、白身の横綱とも称される魚で、身が締まって、脂がのってるにもかかわらず、あっさりとしたあとくちで、上品なお味の魚です。関西では高級魚として名高く人気のある魚です。
どうして高級魚に?
元々大阪湾ではも獲れていましたが、1990年代に入りほとんど獲れることがなくなりいつしか幻の魚をされるようになりました。
そのレア感と元来の白身ながら味わい深い滋味も手伝って高級魚とされるに至りました。
さらに一定の基準を満たしたアコウ(キジハタ)は「魚庭(なにわ)あこう」と名付けられ、特産品となっているとのことです。
最近では水産資源回復のため大阪湾では、積極的に稚魚の放流がなされています。
西日本を中心に、2010年頃から人工的に卵を孵化させて、アコウ(キジハタ)を放流する動きが活発化されました。
研究が進んだことで放流、個体から卵の採集や孵化が可能となり稚魚を育成することができるようになりました。
[もっと詳しく]
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220928/2000066824.html
最近でも釣りガールの方が募金を募ってアコウ(キジハタ)の放流活動をしたりして話題になっていますよね。
アコウは何センチまで成長する?
ハタ類は一概に大きく成長することが多いですが、アコウ(キジハタ)は、最大60cm近くにまで成長する個体となっています。
黒い模様(斑紋)が1つ、体側に3本の白っぽい黄色の縦模様なのがアコウ(キジハタ)の見分け方
アコウ(キジハタ)の見分け方をご紹介します。オレンジ色の体色に加え、体全体に黄色や赤色の斑点に覆われ、背中の中央に大きな黒い模様(斑紋)が1つあり、体側に3本の白っぽい黄色の縦模様があるのがアコウ(キジハタ)の特徴です。
アコウ(キジハタ)は成長スピードが遅め
成長スピードが非常に遅いのがアコウが一時大阪湾から消えてしまったのではないか、
と言われた原因の1つとなっています。孵化して25センチになるまでに3年,30センチになるまで4年かかると言われています。
アコウ(キジハタ)は性転換する魚
全てメスとして孵化し、30cm〜40cmほどまで成長すると、オスに性転換する性質を持っているのも特徴的です。
アコウ(キジハタ)は冬の間はほとんど動かない
水温が低い冬から春の時期は深場に身を潜め、真冬の最も寒い時期は、週に1回しか捕食しないこともあります。
アコウ(キジハタ)の産卵期の7~8月だとショアから狙える
アコウ(キジハタ)の産卵期は7~8月だと言われており、低水温期に沖にいた個体が産卵のため浅場に接岸してきます。
しかしながら最大では60センチにもなるアコウが釣れることもあるとか
(私は釣ったことがないですが)
アコウの旬は夏 大阪湾でも夏を中心によく釣れる
産卵に向けて体力をつけるために積極的にベイトを捕食する夏がアコウ(キジハタ)の旬とされています。
夏のアコウはぷりっぷりで脂がのっており、深い味わいかつ身には弾力性がありまさに高級魚というような美味しさを愉しむことができますよ。
大阪湾でアコウを釣る方法について(その生態とは)
放流する際の研究として、個体にGPSやタグなどを付け、その後の調査をしたところ、キジハタ(アコウ)は定着性が非常に強く、多くの個体が放流場所から約1km圏内に留まることがわかってきたそうです。
大阪湾で釣れるポイントは?
実際に、放流が盛んに行われている大阪の泉南市や貝塚市などで、40cm以上の大型サイズが釣り上げられている情報が多くなっているようにも思います。
アコウ(キジハタ)釣りはロックフィッシュゲーム
夏季になるとアコウが産卵のため接岸してきます。主に浅瀬の岩礁帯に産卵をすることが多いため、「根魚」とされ根魚釣り=ロックフィッシュゲームにて魚を狙っていきます。
ガシラやソイなども同じ根魚の仲間ですが、同じ岩礁帯でもアコウが好む水深や生息域があり、それを理解することが釣果アップの近道です。
一般的にアコウは比較的水深が深めの15m以上ある水深と身を潜めることができる、大きめの岩やテトラポット、藻場が存在するようなところがポイントとされています。
仕事後でも楽しめるアーバンロックフィッシュゲームが展開できる
湾奥エリアでアコウは釣れる?
大阪湾奥エリアでアコウをいるポイントを探すとなると、大阪市内エリアだと水深が11mほどしかないことが多く、市内エリアからだとどうしても水深が不足します・
ショアから狙うとなると市内から阪神高速に乗って約1時間かけて
泉南・和歌山方面か、瀬戸内方面に足を伸ばし狙うことが多いのが現状です。
そこでタピヨタ号では、平日の仕事後にもサクッとアコウ釣り(ボートロックフィッシュゲーム)を楽しんでいただける、「平日ナイトアコウ便」を準備中です。
期間は6月~9月まで就航予定です。
小回りが効き、少人数の3名からチャーター可能なプライベート感たっぷりのチャーターボートで、アコウ釣りを楽しんでみませんか?
アコウ(キジハタ)釣りをタピヨタ号で体験
まだ時期としては走りとなりますが6月上旬にアコウ(キジハタ)を狙ってタピヨタ号で釣行を行いました。
タックル
大阪湾のアコウゲームがスタートするのは梅雨近くなって蒸し暑くなる頃。大阪湾エリアの水の色がちょうど茶色く苦潮傾向に入るタイミングがチャンスと言われています。
アコウゲームのスタートなるこの時期にタピヨタ号にて出船してアコウを狙ってまいりました。
最初に紹介した通り、この時期のアコウは岩礁帯に居着くことがあるため大阪湾奥エリア某所のテトラが沈んでいる某沖堤防にポイントINすることにしました。
時間は日没直後の19時頃からスタートしました。
テトラ帯を攻めるも根掛かり(アタリなし)
甲殻類や小魚などを捕食するとされているアコウ、手始めに「バグアンツ」をチョイス。
テキサスリグでボトムを中心にズル引き&ボトムパンピングで狙ってみることにします。
上のようなテトラが防波堤より徐々に落ちていっているようなポイントです。
冬場はここでメバルがよく釣れたのですが果たしてアコウは….
しかしながらボトムタッチのタイミングで根掛かりしてロスト….
さらにはリグをフリーリグ仕様にして根掛かり対策をしてリトライしてみますが、再びロスト…上記画像とは少し違ったタイプのテトラでしたので、どうしてもテトラの穴に潜ってしまいうまくいきませんでした…
バイトもなし
ボトムから少し浮かしてみると…バイトが…
次はもう少し沖目へとアプローチしてみることにしました。段々となっているテトラの終わり側の平らになっているところへとルアーを通してみることにしました。
テトラの末端付近を岸から並行にキャストしてボトムをズル引き…
何度かやってみましたが、余り明確な反応なし…
何度かやっている内に塩止まりから潮が徐々に動き始めたので、岸沿いをドテラで流すように広範囲にアプローチしてみましたが、反応なし…
ボトムは基本的に岩礁帯でゴツゴツしてはいますが、平らなところや時折魚探の反応が濃いようなところもあります。海藻などがわずかに生えているところもあり、
広く探っていく中で、時折ガシラも釣れたり、同行者はテトラ方面にプラグをキャストしてメバルを釣り上げたりしていました。
魚の反応はあるようです。
すると様々なアプローチで逆に沖目に投げたりする中で、フォール時になんらかの動物的なアタリが….フッキングはしなかったものの捕食系のアタリでアコウの可能性があるなと思いました。
少し水深のあるところへリフト&フォールを意識してアプローチすると連続ヒット
テトラ帯でのフォールで反応があったことや、砂地帯でのフォールバイトがあったことからこの日のアコウは主に魚系のベイトを捕食していると判断し、ルアーチェンジを行い神戸方面でもアコウの釣れるルアーとして紹介されていたKEITECHのスウィングインパクトへチェンジ。リグも根魚玉に変更シンカーの重さも15gにチェンジし、
テトラ帯でのフォールで反応があったことや、砂地帯でのフォールバイトがあったことからこの日のアコウは主に魚系のベイトを捕食していると判断し、ルアーチェンジを行い神戸方面でもアコウの釣れるルアーとして紹介されていたKEITECHのスウィングインパクトへチェンジ。リグも根魚玉に変更しシンカーの重さも15gにチェンジし、根掛かり防止とジグヘッドの機動性を導入しキビキビとリフト&フォールのアクションが出るようにしました。
キビキビとリフト&フォールのアクションが出るように変更しました。
スイミング系のルアーにチェンジを行い、リフト&フォールをより明確に行うこととしました。さらにポイントもさらに沖目にチェンジを行い15m以上ある水深のところに移動
底から3mをイメージしてボトムよりも少し上層も意識したリフト&フォールをするようにしたところ、たちまち連続ヒット!
連続でのヒットそしてキャッチに持ち込むことも成功できました。
この日のパターン掴みアコウの連続キャッチに成功することができました。
分布数が多いカサゴ類が険しい岩礁帯を好んで棲息するのに対し、キジハタは岩礁のみのエリアよりも砂泥地に岩礁が点在するような場所を好んでいることがわかりました。
同じ根魚であってもガシラのようなカサゴ類とキジハタをはじめとしたハタ類には上記のようなアプローチが釣果を伸ばすコツとも言えそうです。
【高級魚】アコウ(キジハタ)をボートで狙うロックフィッシュゲーム まとめ
以上、今回の投稿をまとめてみました。
大阪湾奥エリア ボートで狙うアコウ(キジハタ)ゲームまとめ
タピヨタ号での「ナイトアコウゲーム」であれば平日の仕事後や夏の夕涼みがてら、気軽に安全に「ボートでのアコウ釣り」を楽しんでいただけます。アコウ釣りは、フィッシュイーターならではの、大きな口にガツンとくるバイトと根魚ならではのパワフルな引きが魅力的。さらに食べても上品な白身の味が最高です!
湾奥エリアで気軽に楽しめるボートで狙うロックフィッシュゲーム楽しんでいただけること間違いなし!
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